MiMeMo(みめも)の徒然草

「つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」by徒然草 現代訳→「特にやるべき事もなく退屈だったので、1日中硯(すずり)に向かって、心に浮かんでくるいろいろな事を、ただ書いていると、妙に夢中になって気が変になりそうだ」

体験談~大麻の話をしようか~

こんにちは。

今回の話題は 大麻
巷では、葉っぱとかガンジャとかweedとか呼び名がいろいろあります。


現在、日本において大麻及び大麻の成分を抽出したものの所持は違法とされています。
使用を推奨したり、賛成反対を問う内容ではないことを先に申し上げます。


まず、大麻とは何か?

大麻とは
大麻(たいま、cannabis[)は、アサの花冠、葉を乾燥または樹脂化、液体化させたもの。マリファナとも。
花から製造された(栽培種の花序からとった)ものをガンジャ(Ganja)、樹脂をハシシ, チャラスと呼ぶ。
含有される約60種類のカンナビノイド、特にテトラヒドロカンナビノール (THC) には薬理作用があり、紀元前から用いられてきた。
多くの国々では規制薬物だが、その扱いは非犯罪化など一様ではなく、ウルグアイ等の一部の国・地域では嗜好品としても合法、
また医療大麻として限定的に容認されている場合もある。喫煙、気化、飲食により成分を摂取することで用いられる。

大麻(麻)の繊維は、日本では古くからしめ縄、神事のお祓いの大麻(おおぬさ)などに用いられてきた。
1912年の万国阿片条約を1925年に補足した際に、大麻が精神等に害毒を起こすことを理由に国際法上、流通や使用が制限された。
1961年、麻薬に関する単一条約により輸出入だけでなく国内流通・生産、所持にも規制を求めるに至った。
しかし科学的証拠に従った規制ではなかったことから、2016年より証拠の見直しが進められている。

国連世界保健機関 (WHO) は大麻の乱用に警告を行って来た。一方で医療における使用において、
癌、AIDS、喘息、緑内障の治療、抗うつ薬睡眠障害、食欲増進剤、抗けいれん剤、腰痛などの疼痛疾患対策など、
様々な領域における医療利用についての研究を推進している。 (引用 Wikipedia

とあります。

医療、工業、繊維、嗜好品、使用用途は多岐に渡ります。

現在、世界各国では医療大麻が解禁になったりしています。
法律では認めていなくとも、黙認している国や地域は多数存在しています。
国によって、法律によって扱いは異なります。

なぜ解禁に至ったか? そしてなぜ日本では禁止されているのか?

カナダ全土で解禁、アメリカでは州ごとに解禁されています。
(州ごとに法律が異なります、酒類の販売を禁止している州などあるので調べてみてください。)


カナダ国内には以前より販売店が街にあり
国籍を問わず、身元と年齢の確認が出来れば手に入れることが出来ていました。
しかし、マフィアやアングラな方々の資金源になってしまっていた側面があり
国で取り扱いを行うことでそのお金の流れを断つという意味が一つあります。
医療目的で使用している方への安定供給を担保する意味合いもあるとショップのお姉さんは仰っておりました。
他の国でも販売方法、取り扱い方法は多種多様、ググると沢山出てきます。



わたしの経験

通販で苗を買ったりするWebサイトから実際に注文してみたり、
欧米、ヨーロッパ各国などで420(ふぉーとえんてぃー)という大麻文化の振興の為のイベントに参加したり。
併せて
自宅で栽培する方や、瓶に入れた大量の乾燥大麻をストックしている方
お菓子などの食品に混ぜて摂取する方などさまざまな方を見てきました。

もちろん最初は驚きました。これは……いいのかな?
しかし人間、慣れるものです。
私の中では大麻の存在が当たり前になっています。

当時、町を歩いていると独特の香りが街角から。
遠巻きに見ればたばこなのか大麻なのか判断できないです。
しかし、非喫煙者でも判断できる匂いがあります。
何度か喫煙する方を見かけ、特別なものという感覚は無くなりました。

例えるならば、新しい何かが流行ったときなぜ人が集まるかというと
興味が湧くからです。人だかりに人は集まるのですが
時間が過ぎると勢いも落ち着いて当たり前の存在になります。

最近で言うとタピオカドリンクですかね。私は飲みませんが。
これと同様に私も煙の匂いや使用者に対してなにか思うことはなくなっていました。

昨今、大麻所持で逮捕される方が報道されていますが、やはり
「なぜ日本で。。もったいない。」と思ってしまいます。
海外の大麻が合法な国に行って使用すれば、リスクもなくじっくり楽しむことが出来ます。
逮捕されることや、知らぬ方に批判されることを厭わないのであればいいですが。
何より金額が高いと思います。
売る側もリスクを背負って運んできます。高額でないと割に合わないのです。
(販売目的のほうが罪が重くなります)

自分以外の誰かに害を与えなくとも罪は罪、法律はこういう部分があります。
しかし、海外で大麻を使用して帰国後に立件された方を私は知りません。
挑戦的に、SNSなどで使用しているところを公開し身元を明かし帰国した場合は
何かしらアクションが起こる可能性もあるかもしれません。
だたし、このようなパフォーマンスをしても特に法律が変わることに影響を与えるとは思いません。
大麻やってた人帰ってきました。健康そうなので問題ないんじゃないですか?」
と言っても、聞く耳を持つ人はそう多くないかと。

嗜好品として合法化を主張するのは近道にならないのではないか?

酒やタバコより健康的、自然由来、依存性はスマホやコーラのほうが高い。
様々な主張をする方がいらっしゃるんですが、文化としての部分を知らない方からすると
「ただ吸いたいだけじゃん」「海外かぶれか?」
あまり賛同もいいお返事も期待できないのが現状です。

私は、先ず医療の現場で採用されることが優先であると考えております。
治療や症状の緩和に使用される場合、批判は受けにくくなると思います。

病気と闘うとき薬や治療法に選択肢があって、そして安価であるべきです。
健康であればいいですが、決してそういう方ばかりではないです。
大麻が医療の現場で採用されたからといって
あなたが必ず使用するわけではありません。

薬はすべて真剣に開発されたものであると信じています。
しかし、そのすべてが必ずしもベストな処方箋であるかというと疑問が残ります。

わたしが思う合法に向けた流れ

医療の現場で治験が始まる
    ↓
有効な成分が確認され病理学的に効果が認められる。
    ↓
一部限定された症状の患者に対して使用(重度の癌等)
    ↓
快方に向かう方、それを見る医者たちの意見・見解を集める
    ↓
代議士が国会等で扱う
    ↓
法律の制定を行う
    ↓
医療大麻の解禁(ここでもまだ限定的)




まずは最初の”治験”から始めるべきと思います。
病に苦しむ人に小さくても希望が与えられるのなら、私は他の薬との相違点が分からないです。

要は、加減です。ルールさえしっかり作ってしまえば、おおよその人はその中で動きます。
法を犯す人は、ルールなどあろうとなかろうと関係ありません。

仮に”嗜好品”としての大麻解禁を日本で行う場合、日本の文化に合う形で法律や条例を設けるべきです。
管理はJTで可能なはずです。これまでも長らくタバコ産業の主役でした。
在庫管理、供給管理はコピペで販売方法のみ変更する必要があります。
確実な個人の認証(IDチェック、転売と代理購入の禁止など)違反は割に合わないほどの高く重いものにすればいいだけです。

なぜこのようにするかというと、
現在、日本国内で大麻を使用している方、使用できる方はとても少ないです。
研究目的など限られた方のみ表面的に使用が認められています。
そして、急に大っぴらに「さぁ、皆さん自由に使ってください!」としてしまうと

あくまで予想ですが
大麻を理由に奇行をしたり
大麻使用を理由に罪を免れようとしたり
効果に慣れぬまま交通事故に遭ってしまったり
または引き起こしてしまったり。

物事は表裏一体です。

喫煙は肺を痛めます。

大麻も”喫煙”すればのどや肺を痛めるはずです。

大麻はその含有する成分によって、緊張の緩和や鎮痛など様々な効果があります。

しかし、精密な作業(自動車の運転等)などには向きません。

カナダやアメリカには大麻使用に関して、解禁したうえでの様々な法律を設けています。
日本でも薬物や酒気帯びで他人に迷惑を掛けてしまうことが多々起きています。

大麻に希望を持つには、アプローチを変えること
イメージで、報道や受け売りで判断されることが多分にあることを思えば
合法化に向けた取り組みはさらに受け入れやすいものへと変わっていくはずです。

ハイになりたいだけ、またはそうとしか受け取られないキャンペーンは
かえって凝り固まった思考に硬化剤を注入することになります。


ちなみに私は、音楽を聴きながら使用することで
睡眠障害から改善されました。
(効果効能には個体差、個人差があります。使用前には法律を確認しましょう)


またね('ω')